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なんか早速奇妙なもの(いただきものだぞ!)と一緒に写真撮って遊んでおりますが。

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先日、7月27日午前7時43分、無事長男を出産致しました。

体重はちょうど2800g、私の体力はまだ絶え絶えでありますが、おかげさまで母子共に健康で、1日に退院して家に帰ってきたところです。

メールやコメントで応援、お祝いしてくださった皆様、これをご覧になってらっしゃる方、そして励まし続けてくれた友人、ダテサナ好きーな愛すべき皆々様方、大仕事の最中、皆様の存在が本当に励みになりました。
一先ず、こんな場ではありますが心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

まずは体力の回復を最優先に、のんびり子育てしつつ原稿のことでも考えることにします。
そうなの、きっかけは浜松城だったのよ、今思えば。

何度か前駆陣痛を経験したものの、それ以上の痛みにはならず、子宮口も2cmから一向に開かず(ただすごく柔らかくなっているとは言われた)、予定日前だというのに業を煮やしたせっかちな私は、休日を利用して実家に様子を見に来ていた旦那に言ったわけですよ。

「そうだ、浜松城に行こう」

浜松城はそりゃ楽しかった。
執拗に書かれる三方ヶ原でのヤスの汚点。しかみ像の数々(いや、しかみ像は一点だけやて)。そして城の北西部に広がる作左曲輪、通称「作左の森」。
なんなの、この作左の特別扱い。
けど、作左が住んでたから名づけられたというそこは、ただの森で、からすばかりがいて、「鳥にえさを与えないで下さい」という看板以外は何一つ無く。
いいの、それでも。
もしもここでうっかり鳥に餌をあげようものなら、正に「作左が叱るぞ」状態な訳ですよ。そう思うと、木立の裏から今にも作左が飛び出して来そうな気がしてね…!!!やだ、いっそ鳥に餌をあげてしまいたい…!

存分に作左を堪能した後で家に戻って、「いやー、あそこで産気づいていたら大変だったよね」とか笑っているうちに陣痛が。
階段の上り下りは陣痛誘発に良いといいますが、覿面ですな、ま、前駆陣痛なんですけどね。どうせまだだろうから、もういっそ、8月3日狙いで行こうか、なんて話してるうちに結構酷くなってきて、ほぼ5分間隔になったのでそのまま病院へ。

とはいえ、前駆は前駆なんですよ。

看護師さんに「初産なので疑わしきはすぐ来てもらって、でもまだなら自宅待機で、そんな風に何度も何度も家と病院往復してもらうことになるからね」と言われ、一旦自宅待機。
しかし次の日の26日は健診でまた病院に行かねばならないのでありまして。ここで再び子宮口をぐりぐりしてもらうのでしたー。

でね、この直後来たんですよ、家に帰ってすぐ、かなり強い前駆陣痛が。
でも今までの経緯からして、ついついまた違うんじゃないかと思い我慢してしまうのは人の性じゃないかと思うのですけど、そうも言っていられなくなってきて再び夕方に病院へ。

ところで胎児の心拍はエコーで測定するらしいのですけど、当然ながら胎児が動くと正確に測れないことがあるらしくて。この時心拍を測ってもらったら、時折極端に数値が弱くなることがある、と言われたの。
お腹の中で動いてるのが原因だとは思うけど、ここで大事をとってまさかの入院ですよ。
今でこそ、大したことない、本当にただ大事をとっただけだと分かるのだけど、この時はもうショックで、前駆陣痛が遠のいてしまうくらいショックで、いや、それは嘘ですが。陣痛はバリバリきておりましたが。

もう後は、怒涛の展開に私本人も記憶がはっきりしません。
痛みはどんどん増し、しかし子宮口は開かず。

立ち会った旦那が腰をさすったりお尻にボールを当ててくれたり、呼吸法を横でリードしてくれたりしてたのは分かってましたが、もう話も出来ない。
陣痛と陣痛の間は全然痛くないとか言うけど、時間も時間だったので、陣痛が収まった瞬間気を失うように眠り、再び陣痛。その繰り返しです。
途中、うんこのことしか考えられなくなり浣腸してもらいましたが、トイレに行くの怖くてね。嫌でね。だって便座に座ったままあの痛みに少なくとも1回は耐えなきゃいけないなんて考えられない!いや、やりましたが。

余りの痛みに朦朧とし出した27日午前3時過ぎ。なんか急にぱちん!って音がして、破水。
これが大量で、全身びしょ濡れ。産道から出るものなのに何で顔まで濡れてるのか分からない(今思えば、ね。その時はそれどこじゃない)が、とにかく全身びしょ濡れで、「なんかでた~なんかでた~」と繰り返し誰か(おそらく旦那か看護師さん)に訴えまくり。

今までは前駆!ここからがお産本番よ!と看護師さんに言われ、やっと腹が決まります。
うーん、何か、そっか、って思ったのよこのとき。こんなに痛いけどまだ前哨戦ですらなかったんだ、徳川軍は神川に到着すらしてなかったのか、って思ったのね。いや後半は嘘だけど。
でも、ま、やらねばなるまい。なんだかんだで痛みに強いのには自信があるのよ!

ってな訳で、ここから本当に本番でした。
七転八倒とか言いますが、私は四つんばいでベッドのシーツを全部剥ぎ取り、更にはマットまで剥ぎ取りwwwもう尻のことしか考えられない。
前駆陣痛は、腸がつるような痛みでしたが、今度は、尻に向かって巨大なうんこ(お前の子だよ…)がエイトウエイトウ進軍している感じ。呻く内容といったら「尻がー尻がー」くらい。
割と本気で「尻爆発しろ」とか思ってました。

これがいわゆる「いきみ」だったのでしょうけど、今、尻に力入れたら尻が爆発して、それでお腹の子が出てくればいい、陣痛に比べたら、尻が爆発する痛みなど大したことはなかろう、今なら尻から元気玉が撃てるに違いない、いや、尻から出したら尻子玉だな!

これが陣痛時私の考えていた全てです。ええ、全てです。
あと、頭の片隅で、早く出してあげないと心拍が心配、と思っていたくらいでしょうか。

破水から僅か2時間ほど、早朝5時くらいに一度、念のため内診してみましょうということで。子宮口2cmからだから時間がかかるはずなんだけど、苦しみ方が強いからかなり進んでいるかも、と言われ内診。
結果「なんてことだ…子宮口がほぼ全開になってやがる…」ということで分娩台へ。おおう。

もうね、この時の喜びといったらなかった!
あとで他のママさんに、分娩室に移動するのが一番辛かったって言われて、そーゆーこともあるのかと思ったくらい、わたしは自分で言うのもなんだけどしっかり歩いた。嬉しくて。尻に進軍してくる巨大なうんこ(一応、これがこどもだと分かっているけど、感覚としては10割うんこ)を出したくて。
それでも朦朧とする意識の中、いきみ方を教えてもらい、全力で!いきむぜ!

子宮口の広がり方の余りの早さにもともとテンションがあがっていた助産師さん達が「なにこの子、ちょううまい!」と褒めてくれるのを朦朧とした意識の中で聞きながら、首を旦那に支えてもらって、そうだなあ…例えるなら、無双でBGM変わった!きたこれ勝機!みたいな感じでしょうか。
こどもでもうんこでもいい、とにかく出したい、みたいな。
もうさ、どっちでもいいじゃない、と全く躊躇せずいきんだおかげで、みかん大くらいに見えていた頭がいよかん大になり、つむじが見え出して、まさかこんなに早く産まれると思っていなかった先生が大慌てで起きてきて、あとはするっと。
それでも知らない間に左腕に点滴付けられてたから、夢中だったんだろうけど。

後から、安産だったけど進行は早かったから、却って痛みは凄かったでしょう、と助産師さんに言われましたが、具体的な痛みについてはもう忘れそうです。きっとそういう風に出来ているのだと思うのです。
入院前に心拍のこと言われたから、こどもに負担かける前に早く出さなきゃとか思って躊躇なくいきめたんだと思います。というか、それがなかったら子宮口のこともあって家に返されていたかも知れず、あの痛みの中往復&子宮口の急激な広がり方&すげえ破水のコンボを自宅で食らったら、おそらく大混乱だったはずで、却ってあの時心拍が上手く測れなくて入院になって良かったというか、あーホント、親ばかですいませんが、うちの子、産まれてくる時から親孝行だよ…と思ってしまって、もう可愛くてしょうがない。

因みに、産声は旦那の泣き声にかき消されて、あんまし聞いてませんw
つか、先に泣かれたという感じでしたが、まー割合完璧に立ち会ってくれたので泣かせてやってもいいかな、とか思ってます。

ところで、その後私の方は産後のあれこれは問題なかったのですけど、疲労により(多分)一時的に視力がおかしくなり、めまいが酷いので、少し真剣に養生した後で、メールやら原稿やらに手を出そうと思います。

なんだか長くなりましたが、取り急ぎ、報告なんかを。
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