ゆうぐれ、こみち

大河の配役を見たのですが、わたしはあまり（つか、全然）テレビを見ないので、半分も分かりませんでした！すいません。
大体主演発表の時にも「え？それ誰…？」と言って周囲を仰天させた阿呆なとうこさんですよ？
確か丁度テレビでローレライ（だっけ？）か何かをやっていたので見たのですが、「誰が誰かわからなかった」というこの体たらく。ファンの方すみません。でもほら、先入観ないならないで、それもまた素直に見れて…い、いいんじゃないかな…。うう、すみません。顔覚えるの苦手な上、長時間テレビ見れないのですよ！集中力が続かないので。で、でも来年の大河は頑張ります、頑張りますからー！←今年の大河は既に挫折。

＞まーさん
ぶほー！（噴）
確かに最近、パチンコ屋の前の電光掲示板はめっさ見ますよ？！花○慶次も噴きますが（つか、私漫画みたことなかったから、広告見て「愛」見て、ああ、本当だ、この人やっぱり出てるんだと少し泣けた。何故泣く？）、無双のも時々流れるみたいなんですよ。なんで「みたい」なのかというと、わたしはまだ見たことがないから！大海原は引っ越してきたその日に見たといいます（殴）。いいの、毎朝広告見てあへあへしとるよ、わたしゃ。
それに比べればロシア兵セットが何だ！でもロシア兵セットは正直買ってもいいかと思う。いや普通に。ま、スペイン親分のがあったらいいんですけどね…くっ！
しかし、本当に大丈夫かね。無理にでも飯食ってきちんと寝るのよ？今度電話するですよ？

「…そうではないじゃろう？弁丸」
少々きつい口調で諭すようにそう言うと、弁丸はすぐに大人しくなった。それでも小さく「ういー」と繰り返している。未練がましく潤んだ目で自分を見詰める弁丸に正直押し切られそうになった梵天丸だが、そこは日頃から何だかんだで共に過ごしてきた二人。弁丸の扱い方は心得ている。
負けじとじっと弁丸を睨むと、徐々に弁丸が頭を垂れ。
「…べんまるはうそをつきました…ごめんなさい…」
小さな声で謝罪する。分かってくれて良かった。ほっとしながらも爪先立ちになって手を伸ばし、頭を撫でてやると今度はこっちを見てにっこり笑う。先程まで遊んでいた怪獣の玩具を手にとって。

「かうのは、こちらでした！べんまる、まちがえておりました！」
「馬鹿な！弁丸、いくら何でもそれは…」
「これです！ちちうえが、これをかってこいとおっしゃったのです！」
「…本当か？」
「ほんとうです！」

頭を抱える梵天丸。常識的に考えるなら、可愛い息子のはじめてのおつかいに、よりにもよってウル○ラ怪獣の人形を買って来いという親がいるだろうか。いや、いない。しかし、相手は真田である。
それに先程W○iを欲しがった弁丸と比べても、今度は嘘を言っているようにも見えぬ。どういうことだ、儂は弁丸を止めるべきなのか？

「あ！またまちがえました！」
怪獣を無造作に放り投げた弁丸が手に取ったものは、大きな犬のぬいぐるみ。
「いや、ちょっと待て、弁丸！それは嘘じゃろう！」
「ではこちらでいいです」
こちらでいいってどういうことだ！梵天丸の叫びを物ともせず弁丸が抱えているのは、戦隊モノの主人公が持っている武器。

「…ちょっと互いに落ち着くか。弁丸」
「いやです！べんまるはこれはほしいのです！」
「やっぱりお主自分が欲しいものを言うておったのではないか！」
「いまのはうそです！ちちうえがほしいそうです！ちちうえがー！あとあにうえもー！」
父上、父上と泣き叫ぶ弁丸に、こちらも疲労感たっぷりにいっそ泣いたら楽だろうか、と思ってしまう梵天丸。弁丸が抱えている玩具には980円と値札が貼ってあって。弁丸に付いてくる時、自分の財布を持って来たのだった。小遣いは先日貰ったばかりだから、財布の中には確か1500円は入っていた筈。

「…分かった、分かったから。それは儂が買うてやるから…」
頼むからその破壊的な声で泣き叫ぶのは勘弁してくれ。
ぴたり、泣き止んだと同時に顔を綻ばせた弁丸に、早速レジまで連行されながら、梵天丸はこのまま帰ってしまおうかと本気で悩んでしまうのだった。