「中世パロで伊達が騎士だったら格好良い」
と家人が唐突に言いました。何じゃそりゃー!
「姫は幸村。伊達が忠誠を誓った姫。だから伊達の武器には幸村から貰った赤いハンカチみたいなのがついてる。ダテサナイメージ的には伊達の方が身分上っぽいけど、偶には敬語で幸村に接する伊達もなかなか良い」
「んな!」
「昌幸が死んじゃって(ひでえ)幸村が残されて、真田家は名家だから色々揉めたりする。信尹おじさんがヤスと幸村の婚姻とかを纏めそうになって(ヤス悪者かよ!と私はここで突っ込んだのだけど、それは今どうでもいい話)、伊達は幸村がそれでいいならそのまま幸村を守るけど、嫌なら阻止しようとして頑張るんだぜ。幸村に手は出せないけど幸村の為に忠誠を捧げる伊達だぞ。下ネタとか喋らせられないけど(余計なお世話だ。私だって好きでそんな下品な伊達を書いてるんじゃない、勝手に!勝手に奴が…!)」
「花嫁奪還?!」
「花嫁じゃないけどな。決闘とか出来るよ?」
「ヤスと伊達が?」
「いや、ヤスは井伊を出す。伊達は自分で出る」
「勝つんだよね?!勝てるよね!」(とうこ家で井伊の評価は洒落にならんくらい高い)
「最終的には結婚させたいしなあ…でも俺も中世とかよく知らん、戦争以外は!」
「戦争か…私もサラミスの海戦しかしらんよ!」
「落ち着け、それは中世ではない」
「んなことどうでもいいから、考えて!結婚!そこ大事よ!知って、もっと中世を知って!そうだ、図書館行こう!アーサー王とか読め!」
「くくく、読もう、ぞ」
「(渾身の信長様物真似をスルー)あ、三成は!!!」
「三成は…徴税官とか?各地を回ったりするから情報にも詳しいし、伊達とも交流がある。多分幸村の動向をつぶさに伊達に教えてくれるのが三成かな。三成と伊達が普通に仲良いの、好きっしょ?」
「左近は?」
「よく分からんけど、屋敷の中で色々する人。もにょもにょ動く」
「聞いてもいいかな、兼続は…?」
「吟遊詩人だな!ああ~私の素晴らしき義~ハイホー!向かい風でも止まらな~い!とか歌いながら伊達の屋敷に乱入。『吟遊詩人ってそういうもんじゃないじゃろ!』と伊達は怒る。あと兼続は追い出されても三日と空けずに来る。ものすげえ狭い範囲をうろうろしてるから、何だかすげえ、来る」
「楽器は弾けるの?」
「リュートみたいなの持ってるけど、弾けない。ちょかべみたいに同じ音しか出せない。声と勢い勝負」
「やべえ…それ読みたい!(特に兼続を)」
「書けばいいじゃん(騎士伊達と真田姫を)」
「書きたいんじゃない、読みたいの!!!」
…誰か、書いてくれませんかねえ。伊達とにょた真田の壮大なるラブストーリー。
にょたにする理由は…特にないんですけど、そうしないと自ら槍握って戦いそうだから。
私の中世の知識は、石造りの城で、中は多分暗い。くらいですよ。
あと、修道院とか、いっぱいある。魔女狩りとか?(お粗末過ぎる…!)
完全に薔薇の名前(大好き!)のイメージに引っ張られてます。血溜りに人が逆さに突っ込まれてたりね…図書館の本には毒が塗ってあるし!(陰惨すぎる)
あ、あと騎士は七歳くらいから見習いに入るそうですよ!七歳!大事です、ななさい!うぎゃー!