ゆうぐれ、こみち

そろそろ届けられる年賀状の枚数も落ち着いてくる頃ですね。

もう数年は会えないでいる学生時代の友人から送られてくる年賀状は、通り一遍の文句で押し通すほど互いに余所余所しいわけでもなく、かといってふざけ過ぎた内容を書いても良いほど近しくはない微妙な人間関係が反映されて実に面白いですよね。

年一回の近況報告に「そういえばインコを飼いました」と報告してくる奴。インコはさておき、「そういえば」は何処に係るのだ。「いいから地元に来たら連絡しろ」って、だから「いいから」は何処に係るのだってば。

かと思えば、あーコイツ変わったなあと実感せざるを得なくなったり。
当たり障りのなさそうな可愛らしい牛の絵柄に、奥さんと寄り添って笑顔で映ってる後輩だけど、今ではそれなりの社会的地位もある奴だけど、コイツ当時の口癖が「エロしりとりしましょうよ」だったんだぜ！
あまりに下な話が多すぎるって、私から説教されたんだぜ！もう一度言おう、この、私が、とうこさんが怒ったんだ！下ネタ大好きとうこさんが！とりあえず本気でひいてる女の子に下は言うなって言ったんだ…！

…なのに「仲良くやってますよ～」なんて書かれると、あんな年賀状を送った自分が馬鹿みたいじゃないか！
うん、いいけどね。それが一番だけどな。頑張れよ、お前もって思うけどな。
変わったなあというか、良い方向に変われてよかったね、的な。成長、むしろ進歩？みたいな。残念なお知らせですがおいら、ちっとも成長してないけんね。

まあ、あれですな。距離とか時間の都合なんかで、もうなかなか会えない人とか、もしかしたらもう一生会えない人とかいるのかもしれないけど、それでも年賀状だからってたくさんの人に出せるのはいいなあって話ですよ。上手く纏めたつもりかよ。