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あついですね~。
引っ越してから、風通しも良くなったし、なんと!冷房までついてるし(いやまだ使ってないけど)で暑さ対策にはいいこと尽くめなのですが、この時期にこの暑さ…大丈夫か?
…と毎年言っているような気がしますね。
多分去年もこのくらいの時期に、こんなに暑くて多分夏本番には無理!(何がだ)と叫んでいましたが、特に何が無理なわけでもなく去年の夏も乗り切りました。だから今年も大丈夫。

本屋さんで真田三代と独眼竜が並んでいるのを見ました。
真田はもう持っていますが政宗の方は立ち読みを散々したので、何れかの本屋であと三回巡り会えたら買おうと思っていたのです。丁度三回目の邂逅でした。でも買いませんでした。
…だって、折角伊達と真田が並んでいるのに何故自分の手で二人を別れさせねばならぬのだ!(本気)

私事で申し訳ありませんが、地震心配しておりました…。知人・友人皆様何事もなく、とは伺っておりますが、どうぞ一日も早い復興をお祈りしております

しかし梵天丸の予想に反して、弁丸はアイスをねだらなかった。
とは言っても弁丸は目も逸らさずにアイスを見続けている。因みに梵天丸も弁丸を見続けているが、それは別に弁丸に見惚れているとかそういうことでは勿論なく、商品によだれを垂らさぬよう監視しているのだ。ここまででもう四回、弁丸のよだれを梵天丸は拭いてやっている。

「…うー」
弁丸が苦しそうな切なそうな声を上げる。ワゴンの淵を握り締めている手は、完全に冷えてしまっているらしくもう真っ白だ。
何だかここまでされるとこちらが悪いことをしているような気分になってくる。
「…ぼんてんまるどの、いきましょう」
もう少し経ったら、買ってやろうか?と声を掛けようか、そう迷っていた梵天丸を振り返って弁丸が声を絞り出す。

「…よいのか?」
はい、と小さく頷く弁丸。冷え切った手で梵天丸の手を握りながら、これいじょうめいわくはかけられませぬ、などと殊勝なことを言う。おかいものでかってもらえるのは、ひとつだけです。多分父か兄がそう教え込んだのだろう。
それならば儂が今ここで下手に甘やかせて真田家の掟を破らせるのもどうかと思うし。変に気を遣う梵天丸だ。
「弁丸、本当に良いのか?」
もう一度そう聞きたい気持ちをぐっと堪えて、とことこ歩く弁丸を見る。何度も聞かされれば辛いだけだろう。
これなら屈託無くも盛大に駄々をこねてくれた方が良かった。こんなに悲しそうな弁丸は儂は見たくないのじゃ。

とその時、梵天丸の視界に団子屋さんが映った。スーパーに併設されているちょっとした持ち帰り専門の食べ物屋さん。
アイス…はまだちょっと抵抗あるだろうが、団子だったら?二人で一緒に食べればいいではないか。一本ずつ買って楽しく食べて、それで家まで送っていこう。

「弁丸、儂、団子買うても良いか?」
食べたいか、では多分駄目なのだ。あくまで自分が食べたいから付き合ってくれ、そういうつもりだった。

「…だんご?」
「うむ、あそこで団子を買おうと思うのだが…」
「そう!だんごにございました!」
小さな手を握り締めて弁丸が叫ぶ。
「べんまるは、だんごをかわねばならなかったのでした!」
「な、それは真か、弁丸?」
「まことにございまする!だんごをかうのです!ちちうえと、あにうえのだんごをかうのです!」


やっと団子まできた…。

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