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えっちらおっちら到着したら既にYスとTっきが着いてて、「遅参の段御免なれ」はとうこの方だったという罠。や、別に遅れてないけどね。
そのまま小田原城へえっちらおっちら。この日の最高気温がまさかの20度超え。さんさんと降り注ぐ日差しに季節は初夏?今ゴールデンウィークだっけ?みたいな気分ですよ。
そんな感じで二の丸のお堀を見て、銅の御門を見て、資料館へ。
資料館は、そりゃもう凄かった。
入るといきなり具足が飾ってあって(それは普通)喋るのですよ、具足が!「わしの小田原城にようこそ」みたいなことをね!
殿!なんとゆう気さくさ!殿、御自らのお出ましとは誠痛み入ります!とか言いながら平伏ですよ。
早雲から始まって北条五代のあれこれが展示されているのですが、何故かこの資料館、音が出るものが多いのです。
カラクリ紙芝居で紹介する北条早雲の生涯。当然音声が出ます。影絵のような絵と一緒に早雲のあれこれが語られるんですよ。背後からはお客さんが入るたびに、気さくな殿(の甲冑)が「わしの小田原城にようこそ!」と仰っている声が聞こえます。ちょ、殿の所為で、今聞こえなかったから!みたいなね!
その斜め後ろでは、河越の戦いを、やはり可動式の書割を存分に使用して教えてくださいますのです。
「遊び女を敵陣に送り込み油断させてやろうぞ」とか言う割りに人の良さそうな早雲さんが、うごうごと行き来する間にも響く入り口の殿の声。「ウェルカム!わしの小田原城に!」的なことを。もういいっちゅーねん。
その隣には今度は、小田原城がいかに堅固かということを、信玄・謙信が語ってくれます。…なぜわざわざ語らせる?そんな疑問なんてどーでもよくなっちゃうよ!
謙信公やお館様が口々に「小田原城は自分でも落とせなかった」と誉めそやすので何だかほんわか和みますね。
んでその奥にはミニシアター。わくわくしながら上映を待っていたら、スクリーンに秀吉の小田原攻めの簡単な紹介が映し出されて、その直後、背後からスポットライトが当たり浮かび出たのは北条親子とその家臣。
スクリーンが透けてその後ろに置かれた人形(結構よく出来ていたと思う)が会話しているのを聞く、という演出のようで。
「家康殿を今更こちらに引き入れるのは無理かのう」
…いきなり後ろ向きな話題から入った―――!(悶えた)
ひとしきり家康と手を組むのはもう無理か、あの猿め的なことを口々に言い立てる北条家の皆様。ゆるりと扇子を持つ手を動かしてみたり、首を振ってみたりする様が、なんというか…こう、やる気ない!(誉めてます)
「奥州の伊達殿は一緒に戦ってくれるじゃろうか」
なんて言ってると、客席の左手の壁(窓を模った格子があったんですけど)の装置が、がこん、と外れて外には石垣山城が見えるという手の込んだ演出が。
「いつの間にかあんな城が出来ておる。北条もいよいよ終わりだわい」
「伊達殿も豊臣にくだってしまったしのう」
北条がこんなに愛おしくなったのははじめてでね?
資料館を出て天守に向かったわけですが、天守への最後の御門をくぐったおいら達が目の当たりにしたのは、猿でした。いや、普通のニホンザル。檻に入ったサルです。
「え?あれ?サル…いえ、殿?」
と混乱していたら、「とうこさん、殿は後ろ」とYスに言われました。振り返ってみたら。
「象―――!本当にいた!殿!」
いや、まあ普通に象ですよ。生きてる象ですよ。御門の横は象スペース。でもなんでだろ。
でー、天守登って、中を見てきました。結構面白かったです。
最上階が土産物屋だったのには驚きましたけど。何故わざわざ最上階に作る。品物の搬入とか面倒だろうに…いえ、いいんですけど。
天守の向こう側は「こどもゆうえんち」でした!俄然テンション上がる。
何も言ってなかったのにYスもTっきも「寄っていく?」と可哀想な目を向けてくるので、お言葉に甘えて覗き込んでみました。(こいつ!)
30円で乗れる車とか、80円で乗れる電車やコーヒーカップに、思わず今、平成だよね?とか確認したくなるとうこさんですよ。80円て!なんとゆうリーズナブルさ。
でも設備は古いながらも丁寧に使われていて好感が持てました。子供もいっぱいいたよ!「お子様に大変喜ばれている」という説明は嘘じゃなかった!
ただ、団体割引があったのが気になりました。
30人以上でいくと80円のところ64円になるそうですよ?乗り物の券は自販機で買えるみたいなのですが、団体割引も自販機で対応しているのかが実に気になるところ。
見所満載の小田原城だったわけですが、私が一番ぐっときたのは、有名武将の生没年が記載されている年表で、伊達と真田が隣り合っていたことでね。
Yスが咄嗟に口を塞がなければ危なかった!まさかあんな罠が仕掛けてあるとは…!Yスは「もしも私がいらんこと叫びそうになったら黙らせる奉行」の役割を見事に果たしたのです。
その後はYスん家に行って、近所の飲み屋で「天地人鍋」を食いました。
「わわわわしはこのようなところ…!」
「続きは家に帰ってから叫んでくれ」
飲み屋で合流したMやんまで口を揃えてそんなこというもんだから、一応大人しくしてました。でもYスん家ではずっと幼女の話をしてた。おつかれさまっした!
次の日、日曜日はまーさんに連れられオンリーに行って来ました!久しぶりに売り子さんでしたが、何だかあまり役に立てていない感丸出し。せめてご迷惑になっては…!といつになく愛想良くしてはみたものの、上手く出来てたかどうかは…。ごめんなさい。
年齢確認の後に「成人向けの本を購入してもいいよん」と腕につけるわっかを渡されたのですが、そこに「R-18」と書いてあって、「そうか、おいらの存在が18禁か」と思ってみたりしました。あながち間違いではない。
でも別ジャンルとはいえ、やっぱり楽しいですよね!素敵な機会を作ってくださってありがとうございました~v
あとはまーさんと、えっちらおっちら帰ってきました。まーさんが途中で降りるまでずっと、兼続と左近の物真似をして遊んでました。「これはしたり!」と何度小声で叫んだことか。
最後ホームから手を振るまーさんに口だけで「これはしたり!」と言ったから相当ですね。でも楽しかったよ!
今日はゆるり休んで、また明日から妄想に励みますぜ!もうねむい!ぐー!